闘魂!アララガマ

宮古毎日新聞労働組合の活動を紹介します。

闘魂190号

社の無責任な姿勢、鮮明に

脅迫事件団交 社長発言にあ然


 「これほどまで常軌を逸しているとは」─。16日の団体交渉を終え、組合員全員が怒りに身を震わせました。社員が脅迫容疑で逮捕された事件に関する社長の発言内容は、まさに信じがたいものでした。

 この団交で組合は、被害者のケアと安全確保を求めました。すると社長は「(被害者は)把握していない」と言いました。被害者の名前が伏せられている警察発表の資料をひらひらとかざし、「正確に把握していない」と繰り返したのです。

 会社は社員が脅迫されているという事実を事前に把握していました。インターネット上のあの卑劣な書き込みの数々を知っていたのです。にもかかわらず、あえて知らぬ存ぜぬの姿勢を貫いているのです。

 市民の皆さん、社員が殺害予告を受けているのに何の対応も取らない無責任な会社が他にあるでしょうか。社長は「会社では何の事件も起きていない」と盛んに言いました。警察の捜索を受けながらなんという認識の低さでしょうか。呆れてものが言えません。

 被害に遭った社員は全員が組合員です。最もひどい中傷を受けた組合員は殺害予告だけではなく、人間としての尊厳も著しく傷付けられました。当該組合員の家族に攻撃が向けられたこともありました。こんな恐ろしい事件が目の前で起きていたのに、社長をはじめとする会社経営陣は、われ関せずの姿勢を貫いたのです。

 そのほかにも社長は「この問題は加害者本人と組合の問題」と述べました。いったい何を根拠にこの問題と「組合」を結び付けたのか理解できません。そもそも組合を持ち出すこと自体がナンセンスです。まずは会社として被害者としっかり向き合うことです。そして脅迫事件が起きてしまった社内の体質を自ら検証しなければなりません。

 社長は「会社代表として体をなしていない」とする組合側の発言に憤慨しました。しかし、今回の団交における発言、姿勢を見ても分かる通り、会社代表としての資質を有していないと同時に、失格の烙印を押されても仕方がないと言わざるを得ません。

 われわれは以前にも「この会社には常識も道徳もない」と指摘したことがあります。それでも時間をかける労使交渉の中でそれが培われることを切望してきました。しかし、現状を見る限りこれらの期待はあっさり裏切られました。このような姿勢で新聞を発行していること自体が読者への責任を果たしていないと断言します。

 市民の皆さん、これからも労働組合の闘いに注目してください。われわれは今後も、無責任かつ常軌を逸した会社の姿勢を追及していきます。支援と協力をお願いします。

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