闘魂187号
組合員に「殺人予告」
警察、広告部職員を脅迫容疑で逮捕
宮古毎日新聞社の広告部で勤務していた職員が、組合員への殺害予告をインターネットの掲示板に書き込んだとして、宮古島警察署に脅迫の容疑で逮捕されました。このニュースは琉球新報、沖縄タイムス、宮古新報、宮古テレビの県内メディアで大々的に報じられたほか、全国の新聞、テレビでも報道されました。職員が逮捕された7月24日は、宮古毎日新聞社にとって創刊以来最大の汚点を残す日となってしまいました。
24日午前9時30分ごろ、捜査員が容疑者を連れ添って本社内で家宅捜査をしました。この際、容疑者は「労働組合は許さない」など意味不明なことを喚き散らし、本社内は一時騒然となりました。
事件発覚後、多くの報道機関から社に電話が相次ぎました。しかし会社は、同日は各報道機関へコメントを発表しませんでした。これだけ世間を揺るがした大事件の記事も社会面で小さく扱うだけでした。
翌25日になると事件は全国区となり、会社はようやく謝罪のコメントを発表しましたが、すべてが後手、後手にまわり、事件に対する問題意識も希薄で責任ある対応と言えるものではありませんでした。
この前代未聞の事件を受けて動揺する職員に対して、経営陣からの説明は一切ありませんでした。被害を受けた組合員を気遣う言葉もいまだにありません。組合差別、組合嫌悪の姿勢がこうした姿勢からもうかがい知ることができます。
経営陣に問題意識なく、団交で逆ギレ
7月30日、この問題について団体交渉が行われましたが、社の姿勢は社内で「殺害予告」による脅迫事件が発生し、職員が逮捕された事実を受けても社長は「社内の安全は確保していた」と発言。職員の1人が殺害予告を受けて命の危険と不安を感じながら3カ月以上過ごし、それに対する対応を一切していなかったにもかかわらず、このような発言をする姿勢は会社代表としての資質が問われます。
職員の皆さん、今回の会社の姿勢についてどう考えますか? 私たちと一緒にこの会社を社会に誇れる公正公平な新聞社にしませんか? 説明責任はおろか、読者をないがしろにするような姿勢や紙面はいずれ信頼を失います。一緒に闘いましょう。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。